
アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットとの離婚の「精神的苦痛」を裁判文書で明かす
ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーが、元夫ブラッド・ピットとの離婚が自身と子供たちにどれほど「精神的に苦痛」であったかを、裁判文書を通じて率直に語りました。
現地時間9日、米メディアPage Sixの報道によると、ジョリーはフランス南部のシャトー・ミラヴァル(Château Miraval)ワイナリーの所有権を巡る争いに関連し、ロサンゼルス高等裁判所に提出した書類の中で、離婚当時の感情的な苦痛と経済的な困難について具体的に明らかにしました。
ジョリーは文書の中で、「元夫との別れは、私と子供たちにとって感情的に非常に辛い出来事だった」と述べ、「離婚後、私はロサンゼルスとミラヴァルの邸宅の居住権を全て彼に譲り渡したが、何の補償も受け取らなかった。彼が少しでも平穏になることを願っていた」と語りました。
さらに、「離婚後、私は子供たちと共にミラヴァルに二度と足を踏み入れていない。そこは私たちの苦痛な記憶と結びついている」と付け加えました。
6人の子供たち、マドックス(24)、パク(21)、ザハラ(20)、シャイロ(19)、そして双子のノックスとヴィヴィアン(17)と共に暮らすジョリーは、「子供たちの回復に集中するため、約2年間仕事を休止した」と明かしています。
また、当時の彼女の貯蓄の大部分がミラヴァルに拘束されており、別途の慰謝料や養育費も要求しなかったとし、「家を買う余裕がなかったため、結局ピットに利子をつけてお金を借りなければならなかった」と告白しました。
2017年初頭、ジョリーはピットとミラヴァルの持分売却交渉を進めましたが、「そこは私たちが結婚式を挙げ、双子を連れてきた思い出の場所だった。感情的に非常に辛い過程だった」と語っています。
今回の訴訟でジョリーは、ピットが個人的なメッセージを提出するよう求めたことに対し、繰り返し撤回を要請したが拒否されたとして、裁判所に3万3千ドル(約450万円)の弁護士費用を賠償するよう請求しました。
一方、ピットはジョリーがストーリ・グループ(Stoli Group)に自身の持分を無断で売却したとして訴訟を起こしている状態です。彼は、「商業的な手続きの一環に過ぎず、離婚問題とは別である」と主張しています。
これに対しジョリーは、ミラヴァルは私にとって単なる資産ではなく、家族の記憶であり傷の空間であり、「子供たちとの人生を守るための決断だった」と強調しました。
ジョリーの率直な告白に、多くのファンが同情的な反応を示しています。「二人の離婚の過程がこんなにも大変だったなんて、胸が痛む」「子供たちのために、どんな決断も応援する」といったコメントが寄せられています。