
『太陽の末裔』の“ヤギ少年”、陸上界のスターに!ナムディ・ジョエルジン、全国体育大会100m・200mで二冠達成
ドラマ『太陽の末裔』で視聴者の心を掴んだ“ヤギ少年”ことナムディ・ジョエルジン(19)が、韓国陸上界の次世代スターとして急速に頭角を現している。
ナムディ・ジョエルジンは、10月20日に釜山(プサン)アジアード主競技場で行われた第106回全国体育大会(全国体典)陸上男子一般部200m決勝で、20秒70の記録を叩き出し、堂々の優勝を果たした。2位のコ・スンファン(20秒78)に0秒08差をつける圧巻の勝利だった。
この200m優勝は、前日に行われた100mでの優勝に続く二冠達成となる。彼は100mでも10秒35でフィニッシュラインを切り、実業団1年目にして短距離の主要2種目を制覇する実力を見せつけた。特に200mでは、自己ベスト(従来記録20秒90)を0秒2も更新するという目覚ましい成長を証明した。
ナムディ・ジョエルジンは、今年7月にも国際舞台で活躍し、その名を広めている。ドイツで開催された「2025 ライン・ルール夏季ユニバーシアード」男子400mリレーでは、38秒50という韓国新記録で金メダルを獲得した。これは、韓国がユニバーシアードを含む世界総合大会でリレー種目の金メダルを獲得した初めての快挙だった。
当時、彼の顔に見覚えがあるという声が相次ぎ、俳優としての経歴が再び注目を集めた。彼は2016年に人気を博したKBS 2TVドラマ『太陽の末裔』に出演し、俳優オンユが演じたチフン医師に「靴ではなくヤギを買ってほしい」とお願いする純粋な姿を見せた子役出身だ。当時の初々しい姿は、視聴者に強い印象を残した。
韓国人の母と、ナイジェリアの走り幅跳び元ナショナル代表の父を持つナムディ・ジョエルジンは、幼い頃から陸上選手になる夢を育んできた。小学生時代から培ってきた運動神経と、俳優としての経験を糧に、今や韓国陸上界の輝く星として、ファンからの熱い応援を受けている。
韓国のネットユーザーからは、「『太陽の末裔』に出ていた子だ!すごいスターになったね」「演技も上手かったのに、運動までできるなんて反則級!」「これからの活躍がますます楽しみな選手、ファイティン!」といった、子役時代の姿と現在の陸上選手としての目覚ましい活躍の両方を応援するコメントが寄せられている。