ヤン・ジェウン氏の病院で患者死亡、担当医を逮捕

精神科医でタレントのヤン・ジェウン氏（43）が運営する病院で発生した患者死亡事件で、担当医A氏が逮捕されました。

聯合ニュースが20日に報じたところによると、京畿南部警察庁刑事機動隊はA氏に対し、業務上過失致死の容疑で逮捕状が発付されたと発表しました。仁川地方法院富川支部のヤン・ウチャン部長判事は、「証拠隠滅の恐れがある」として逮捕状を認めました。

A氏は昨年5月、入院中だった30代の女性患者Bさんに対する安全措置を怠り、死亡させた疑いが持たれています。Bさんはダイエット薬中毒治療のため入院して17日後に死亡。当時、手足が拘束されていたことが判明し、事件は社会に大きな衝撃を与えました。

これに先立ち、警察はA氏を含む医療スタッフ3人に対する逮捕状を申請しましたが、検察によって一度却下されていました。しかし、その後、ソウル高等検察庁の令状審査委員会がA氏の逮捕が妥当だと議決したことから、逮捕状が再請求され、発付されました。

現在までに、この事件でヤン・ジェウン院長を含む計11人の被疑者が立件されており、警察は病院運営全般の管理責任と医療スタッフの過失の有無を集中捜査しています。

一方、ヤン・ジェウン氏は最近、国政監査に出席し、関連質問に答弁しました。事件の真相究明と責任の所在を巡る論争は今後も続くと見られています。

また、ヤン・ジェウン氏の恋人である歌手兼女優のハニさんも、この病院での患者死亡事故を受け、結婚計画を無期限延期したと伝えられています。二人は2022年に交際を認め、昨年結婚を計画していましたが、今回の痛ましい事件を受けて全ての予定が中断されました。

このニュースに対し、ネットユーザーからは「担当医とはいえ逮捕されて当然だ」「病院全体の管理責任が問われるべき」「徹底的な真相究明を願う」といったコメントが寄せられ、事件の厳正な処分と再発防止策を求める声が上がっています。