最終回目前「月まで行こう」、イ・ソビン×ラ・ミラン×チョ・アラム「ムナンイ」たちの運命は？

MBCの金土ドラマ「月まで行こう」が、残すところあと2回となり、視聴者の熱い関心の中でフィナーレへと向かっている。

2025年秋、韓国のお茶の間に笑いと共感、そしてときめきを届けた「月まで行こう」との別れが近づき、視聴者からは早くも惜しむ声が上がっている。

特に「コイン列車」という斬新な素材は、ドラマの面白さを一層引き立てた。劇中「ムナンイ」と呼ばれるチョン・ダヘ（イ・ソビン）、カン・ウンサン（ラ・ミラン）、キム・ジソン（チョ・アラム）は、今日より良い明日を夢見て、崖っぷちの人生を変える最後のチャンスかもしれないコイン列車に乗り込んだ。3人がどのような気持ちで列車に乗ったのかを見守ってきた視聴者は、アップダウンを繰り返すコインチャートに一喜一憂する「ムナンイ」たちの姿に、自然と共感と没入感を深めていった。

先週放送された第10話では、コインチャートが急落し、「ムナンイ」たちの日常も大きく揺らいだ。前回グラフが一度下がった際には、会社に内緒でアルバイトまでして追加購入の意志を固めた「ムナンイ」たちだったが、今回は状況が異なっていた。ウンサンは自身のコインまで売って、二人の妹たちの損失を埋めようとし、この過程で生じた誤解により、「ムナンイ」たちの間には深い亀裂が生じてしまった。

葛藤の末、友情は再び固く結ばれたが、コイン列車の墜落は止まる気配を見せなかった。「神様、本当にこんなことなさるのですか？私たちのコインに出勤してください！」と絶叫した「ムナンイ」たちは、ついに飲食を断ち、携帯電話だけを握りしめる状況にまで追い込まれた。俗世間との断絶を求めて寺院でのステイ（寺院滞在）を選んだが、僧侶の法話と108拝の修行にもかかわらず、欲を完全に手放すことはできなかった。コインチャートを確認しようと電波の届く場所を探し回る「ムナンイ」たちが、ついに寺院の屋根にまで上る強い執念を見せる姿は、視聴者に爆笑を誘った。

一連の出来事を経験した「ムナンイ」たちが下した結論は一つだった。たとえ一緒に奈落の底に落ちるとしても、耐えられるということだ。たとえ結末が悲劇であっても、3人で共に耐えれば、必ず笑える瞬間が訪れるだろうという信念だった。そんな「ムナンイ」たちの願いが通じたのか。第10話の終盤には、コイン列車の急騰の知らせに歓呼する3人の姿が描かれ、期待感を高めた。

最終回まであと2回を残すのみとなった今、彼女たちには一体どのような運命が待ち受けているのだろうか。3人の女性は、どのような方法で目の前に迫る現実と向き合い、前進していくのだろうか。最後まで共に走り抜いた「ムナンイ」たちの物語が、どのようなエンディングを迎えるのか、視聴者の関心が熱く集まっている。最後まで応援したくなる「ムナンイ」たちの旅は、来る24日金曜日夜9時50分、25日土曜日夜9時40分に放送される。

放送終盤、コイン急騰の知らせに歓喜する3人の姿が描かれると、視聴者からは「ついにムナンイは花道（幸せな道）を歩むのか？」「ハッピーエンドで！」「最後まで本放送死守！」といった熱い反応が寄せられた。