tvNドラマ「タイフーン商社」、過去の人気ドラマタイトルを副題に採用し視聴者の関心を集める

tvNの週末ドラマ「タイフーン商社」が、各エピソードの副題に過去の人気ドラマのタイトルを冠するというユニークな設定で、視聴者の関心を集めている。

これまでに放送された第1話から第6話までの副題は、「嵐の季節」、「アスファルトの男」、「ソウルの月」、「風は吹いても」、「僕らの天国」、「野望の伝説」といった、かつて人気を博したドラマのタイトルであることが明らかになった。これらの副題は、単なるノスタルジアを誘うだけでなく、各エピソードの物語と有機的に結びつき、視聴者が次のエピソードのタイトルを予測・推理する新たな楽しみとなっている。

ドラマは、IMF危機の中で父を突然失い、人生の「嵐の季節」に突入したカン・テプン（イ・ジュノ）の物語から始まった。その後、崩壊寸前の会社を守るためのテプンの奮闘、副題「アスファルトの男」を彷彿とさせる切迫した闘志、オ・ミソン（キム・ミンハ）に「社長」となることを提案する「ソウルの月」の下でのロマンス、競売の危機に直面しながらも「風は吹いても」折れない意志、共に「僕らの天国」を築いていく若者たちの姿、そして「野望の伝説」を紡いでいく彼の情熱が、エピソードの副題と共に描かれている。

チャン・ヒョン脚本家は、「今、目覚ましく花開いているK-ドラマの土台には、80～90年代の韓国ドラマがあった」とし、「『タイフーン商社』の副題は、ドラマを書くようになった私が、過ぎ去った日のドラマに送るささやかな賛辞のようなものです」と語った。制作陣も、第7、8話の副題が「生きること」と「若者の陽の当たる場所」であることを明かし、IMF時代に前進する若者たちの物語が描かれることを予告し、期待を高めた。

「タイフーン商社」は、毎週土、日曜日の午後9時10分にtvNで放送される。

韓国のネットユーザーからは、「昔のドラマのタイトル、懐かしい！センスいいね」、「副題を見るだけで内容が伝わってきて、さらに没入できる」、「次のエピソードの副題が何になるか、もう楽しみ！」といった、ドラマのユニークな設定への好意的な反応が寄せられている。