
有名PD、セクハラ疑惑で訴えられる 双方の主張が対立、法廷闘争へ
有名バラエティ番組のAプロデューサー(PD)が、職場のセクハラ疑惑で訴えられた件で、A PD側が疑惑を全面否定し、法的対応を示唆しました。
先月(8月)、番組制作スタッフのB氏が、社内での懇親会後、移動中や帰宅途中にA PDから強制わいせつの被害を受けたと警察に告訴状を提出し、捜査が開始されました。
被害者側代理人弁護士は、「B氏はセクハラ被害からわずか5日後に番組降板を通知された」と主張し、「事務所の不十分な対応により、B氏は二次被害を被った」と訴えました。
さらに、「B氏は単なる身体的接触以上の不当な言動や不利益を被った」とし、「事務所が収集した資料からも『職場のセクハラ』が認められている」と述べました。B氏はPDからの謝罪と、これ以上の被害の停止を望んでいるとのことです。
これに対し、A PD側は声明を発表し、疑惑を否定しました。
A PD側の弁護士は、「A氏がB氏に性的な屈辱感を与えるような接触をしたという主張は明白な虚偽」と反論。「当時160人余りが参加した懇親会の後、多くの通行人や同僚がいる場所で、肩を叩く、肩を組むといったレベルの接触しかなかった」とし、「B氏も普段通り、PDの肩に触れるなどの行動をとっていた」と主張しました。
また、「B氏が座っているA PDの肩に触れる様子や、先に歩くA PDに背後から近づき肩に腕を回そうとする様子を撮影した映像を確保し、捜査機関に提出した」と付け加えました。
A PD側は、B氏が番組内で繰り返された対立により異動(チーム変更)が決まっていた人物であり、「制作陣とのコミュニケーションが完全に断絶され、上層部への報告を通じた措置が避けられなかった」と説明しました。
A PDは「虚偽の事実で潔白な人を攻撃することは、人生と家庭を破壊する行為」とし、「捜査機関による徹底的な捜査で真実が明らかになるだろう」と述べました。
警察は双方の主張に基づき、事実関係を確認中であり、事件の性質上、二次加害の拡大を防ぐため、捜査機密の保護と関係者の身元保護が求められています。
捜査は初期段階にあり、制作会社も内部調査を進めている模様です。今後の捜査結果と事務所の懲戒処分、再発防止策が注目されます。
日本のネットユーザーからは、「警察の捜査結果を待つべきだ」「真実がどうであれ、被害者がいるなら厳罰に処すべきだ」「芸能界ではまだどれだけの事件が起こるのだろうか」といった、事件への懸念や関心を示す声が上がっています。