故イ・ソンギュンさん捜査情報漏洩の元警察官に懲役3年求刑

故イ・ソンギュンさんの捜査情報を外部に漏洩した疑いで起訴された元警察官A氏に対し、検察が懲役3年を求刑しました。

3日、仁川地方裁判所で行われた結審公判で、検察は元仁川警察庁所属の巡査長A氏に、懲役3年を求刑しました。

A氏は法廷で「警察官として公務と私事を明確に区別できなかったことを心から謝罪する」と述べ、頭を下げました。弁護人は、A氏が最初の情報漏洩者ではなく、私的な利益も得ていないこと、さらに懲戒免職処分を受けたことを挙げ、寛大な処罰を訴えました。

A氏は2023年10月、イ・ソンギュンさんの薬物疑惑捜査の進捗状況が盛り込まれた報告書を撮影し、2名の記者に流出させた疑いが持たれています。流出した報告書には、イ・ソンギュンさんの氏名、前科、身分、職業などの個人情報が含まれていたとされています。

この件は、イ・ソンギュンさんが3度にわたる警察の取り調べを受ける中で明るみに出ており、彼は2023年12月27日に亡くなりました。

韓国のネットユーザーからは「警察内部の規律をしっかり管理すべきだ」「故人の無念が少しでも晴れることを願う」「このようなことが二度と繰り返されないようにしてほしい」といった意見が寄せられ、徹底した真相究明と再発防止が求められました。