ソン・シギョン、詐欺被害に続き10年来のマネージャーの裏切りも…「信じていた人に深い傷」

歌手ソン・シギョンが相次ぐ不運に見舞われ、芸能界に衝撃を与えている。

今年5月には、自身のYouTubeチャンネル「먹을 텐데（モグルテンデ）」の制作スタッフを騙る詐欺事件が発生し、所属事務所がファンや飲食店関係者に注意を呼びかけた。当時、詐欺犯は「シーズン2撮影」を名目に飲食店を予約させ、高額な酒類の購入や金銭を要求していたという。所属事務所SK Jaewonは、公式SNSを通じて詐欺に使用された連絡先を公開し、「制作チームが酒類の購入や金銭を要求することは絶対にありません」と強調していた。

しかし、衝撃はそれだけにとどまらなかった。約6ヶ月後の11月3日、ソン・シギョンの所属事務所は、10年以上にわたり共に仕事をしてきたマネージャーとの金銭的トラブルおよび決別を公式に発表した。このマネージャーは、コンサート、放送、広告、イベントなど多岐にわたる実務を担当してきた核心人物であり、ソン・シギョンの結婚式にも共に参列するなど、深い信頼関係にあったと伝えられている。

所属事務所は、「業務遂行過程で会社の信頼を裏切る行為があったことが確認された」と明らかにし、現在被害範囲の調査を進めており、当該職員はすでに退職したと説明し、衝撃を与えている。

ソン・シギョン本人も同日、自身のSNSを通じて「この数ヶ月は、本当に苦痛で耐え難い時間の連続だった」とし、「信頼し、大切にし、家族のように思っていた人から、信頼を裏切られる経験は、デビュー25年で初めてのことだ」と心境を吐露した。

今回の詐欺事件と内部での裏切りという二重の悪運により、ファンからは「信頼のアイコンだと思っていたのに…」という声と共に、残念さと懸念の声が上がっている。特に、「10年来の親友」であったマネージャーとの決別が、単なる別れではなく金銭的被害を伴う裏切りであったことが明らかになり、ソン・シギョンにとって大きな傷となったようだ。

所属事務所は、「管理・監督の責任を痛感しており、内部管理システムの再整備を進めている」とし、「ファンの皆様に心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と付け加えた。今回の事件が、年末のコンサートなど、ソン・シギョンの今後の活動にどのような影響を与えるか、業界内外の関心が集まっている。

韓国のネットユーザーからは、「信頼していた人にこんなことをされるなんて、とても残念だ」「ソン・シギョンさん、頑張って！」「詐欺事件もそうだけど、今年は厄落としの年なのかも」といった、ソン・シギョンを慰め、応援するコメントが多く寄せられている。