
元韓国代表イ・チョンス、詐欺容疑を否定「借金ではなく『使っていい』と言われたお金、返済の意思はある」
元韓国代表サッカー選手のイ・チョンス氏が、数億ウォン(数千万円)規模の詐欺容疑で訴えられた件について、自身の立場を表明した。
済州警察庁は、詐欺の疑いでイ氏を立件し、捜査を開始した。告訴人A氏によると、イ氏は生活費の名目で1億3200万ウォン(約1300万円)を借りながら返済せず、さらに外国為替証拠金取引(FX)への投資を勧め、5億ウォン(約5000万円)を送金させたが、一部しか回収できていないと主張している。
A氏は2018年11月から2021年4月2日にかけて、計9回にわたり1億3200万ウォンをイ氏の配偶者の口座に振り込んだが、2021年秋頃から連絡が取れなくなり、約束の返済期限が過ぎても返済がなかったと述べている。
さらに、2021年4月頃には「知人のFX取引サイトに5億ウォンを投資すれば、毎月収益分配と元本返済が可能だ」という勧誘を受け送金したが、一部(約1億6000万ウォン)しか回収できていないという内容も含まれている。
これに対し、イ氏側は「お金を受け取った事実はあるが、当時は相手が『 그냥 쓰라(そのまま使え)』と言ってくれたお金」だとし、欺罔(ぎもう)の意図を否定。「返済する意思はある」と反論していることが伝えられた。
外国為替取引への投資勧誘疑惑については、「事実無根」だと一線を画している状況だ。
結局、両者の関係悪化は金銭問題に帰結している。警察は双方の陳述と資金の流れの資料を基に、事実関係を確認中である。告訴状に言及された『生活費の借用時期・送金内容・連絡が取れなくなった時期』、FX投資勧誘の存在、実際の収益分配の有無が、今後の争点となる見通しだ。イ氏は引退後、放送活動やYouTubeチャンネル運営、サッカースクールの運営計画などを明らかにしてきた。
このニュースに接した日本のネットユーザーからは、「事実関係をはっきりさせてほしい」「お金で友情を壊すことのないように願う」「真実が早く明らかになることを祈る」といった、冷静な反応が見られる。