
パク・チュンフン、アン・ソンギの健康悪化を伝え涙…「父のような存在」
国民的俳優アン・ソンギさんの健康が悪化しているというニュースが伝えられ、映画界をはじめとする多くの人々の心を痛めています。
3日に放送されたチャンネルAのドキュメンタリー「親友ドキュメンタリー - 4人用の食卓」で、俳優パク・チュンフンさんは、親友であり長年の映画界の同僚であるアン・ソンギさんへの格別な愛情を語りました。
パクさんは「アン・ソンギ先輩は私にとって、かけがえのない存在であり、父のような存在です。もし私が風船なら、先輩は私に石をつけてくれた方です。その石がなければ、空に飛んでいって破裂してしまったでしょう」と語り、アンさんへの深い感謝の念を伝えました。
しかし、アンさんの闘病中の近況に言及すると、言葉に詰まりました。「ご存知の通り、今、体調が大変良くありません。先日、『先輩がいてくださって、私の人生は本当に良かった』とお伝えしたのですが、力がなくてか細い声で笑われました。涙が出そうになりましたが、ぐっとこらえました」と打ち明け、涙ぐみました。
4日、ソウル・チョンドン1928アートセンターで開催された自身の随筆「後悔しないで」の出版記念懇談会でも、パクさんはアンさんへの心からの思いを語り続けました。「隠そうとしても隠しきれるものではありません。健康状態はかなり良くありません」とし、「お会いしてから1年以上経ち、電話も難しい状況なので、ご家族から近況を聞いています。淡々とお話ししていますが、本当に悲しいです」と告白しました。
「アン・ソンギ先輩は、私にとって師であり、尊敬の対象でした。俳優としても、一人の人間としても、学ぶべき点が多い方です。私の本を直接見て、感じることができない状況になったことが、とても残念でなりません」と付け加えました。
アンさんは2019年に血液がんの診断を受け、闘病を続けています。闘病中にも各種映画祭や追悼展、授賞式などに姿を見せ、「健康は良くなっている」と希望を与えていましたが、最近になって再び健康が悪化したことが伝えられ、残念な思いが広がっています。
40年以上共に映画を作ってきた二人の関係は、単なる先輩・後輩という関係を超え、互いの人生を支え合ってきた絆そのものでした。だからこそ、パクさんの淡々とした声の中に含まれた「悲しい」という一言が、深い余韻を残しています。
ネットユーザーからは、「二人の深い友情に感動する」「父と息子のようだ…心が痛む」「韓国映画の大黒柱のような方、必ず回復されることを願う」といったコメントが寄せられ、アンさんの快復を祈る声が多く上がっています。