
認知症の夫、イム・ヨンウンの歌で末期がんの妻に愛を告白…「アンフォゲッタブル・デュエット」感動の渦
MBNのリアリティ音楽ショー「アンフォゲッタブル・デュエット」が、今週も視聴者の心を温かくするエピソードを届ける。
本日(12日)午後10時20分から放送される回では、直腸がん末期と診断された妻と、10年間認知症と闘病してきた夫の、涙なしでは見られない物語が紹介される。
番組では30年間連れ添った夫婦の物語が描かれる。夫は若くして認知症と診断され、徐々に記憶を失っていき、30年連れ添った妻の顔や名前さえも曖昧になっていく状況だ。妻が過酷な抗がん剤治療を受けている最中にも、夫はその状況を正確に理解できず拍手をする姿が、見る者の胸を締め付けた。
しかし、驚くべきことに、夫は認知症によって言語能力まで低下している状況にもかかわらず、月に一度だけ、妻に長文のメッセージで愛を伝えてきた。「あなたがどれだけ私にとって大切な人か、時が経ってようやく分かった」といった、不慣れなスペルや区切り方にもかかわらず、真心を込めたメッセージが画面に映し出されると、MCのチャン・ユンジョンをはじめ、パネラーのチョ・ヘリョン、ソン・テジン、OH MY GIRLのヒョジョンも言葉を失い、涙を流した。
このメッセージの正体は、歌手イム・ヨンウンの大ヒット曲「星のように僕の愛よ(Starry Night Like My Love)」の歌詞だったのだ。記憶が薄れていく中でも、月に一度訪れる記憶のかけらをつかみ、無名の歌手だった妻のために、愛を歌の歌詞で表現していた夫の深い愛情が後に明らかになり、スタジオは涙の海と化したという。妻は「夫は愛しているという言葉を歌詞で伝えてくれた」と明かし、認知症さえも乗り越えたイム・ヨンウンの歌がもたらした奇跡に感激した。
MCのチャン・ユンジョンは「とてもロマンチックだ」と、二人の切ない愛に深い感動を表した。「アンフォゲッタブル・デュエット」のステージで、夫が妻への愛を込めて歌ったイム・ヨンウンの「星のように僕の愛よ」を直接目にすることができるのか、期待が高まっている。
放送情報に接したネットユーザーからは、「歌が本当に癒しになっている」「イム・ヨンウンの歌の力がすごい」「夫婦の愛に涙が止まらなかった」といった、感動を分かち合うコメントが寄せられている。