認知症の夫、イム・ヨンウンの歌で末期直腸がんに苦しむ妻に愛を告白

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認知症の夫、イム・ヨンウンの歌で末期直腸がんに苦しむ妻に愛を告白

Doyoon Jang · 2025年11月12日 5:23

認知症で記憶を失っていく夫が、歌手イム・ヨンウンの歌を通じて、末期直腸がんと闘う妻に変わらぬ愛を伝える。

12日に放送されるMBNバラエティ番組「アンフォゲッタブル・デュエット」では、10年間認知症を患っている夫と、直腸がんステージ4の判定を受けた妻の物語が公開される。

還暦という早い年齢で認知症と診断された夫は、30年間連れ添った妻の顔や記憶さえも薄れていく状態だ。妻が抗がん治療の苦痛を語る瞬間でさえ、それを理解できずに拍手をする姿は、見る者の胸を痛ませる。

日常生活で使う単語さえ限られている夫は、妻の体の部位を尋ねる質問に「靴」と答えたり、抗がん治療を遊びだと勘違いして楽しんでいたりと、痛ましい姿を見せた。

しかし、夫は月に一度、記憶が戻る瞬間には、妻に長文のメッセージで愛を告白し、皆を驚かせた。

不慣れなスペルやスペースで書かれたメッセージには、「あなたがどれほど私にとって大切な人か、歳月が流れてみて今なら分かる気がする」という心のこもった言葉が綴られており、画面に映し出されると、スタジオにいたチャン・ユンジョン、チョ・ヘリョン、ソン・テジン、ヒョジョンは涙を流した。

このメッセージの正体は、なんとイム・ヨンウンの大ヒット曲「星のように輝く私の愛よ」の歌詞だったのだ。

記憶が失われていく中でも、月に一度戻ってくる記憶の中で、妻への無限の愛を歌の歌詞で表現していたのである。

妻は「夫が愛しているという言葉を歌詞に代えて伝えた」と語り、認知症さえも乗り越えたイム・ヨンウンの歌がもたらした奇跡に感動した。チャン・ユンジョンは「とてもロマンチックだ」と、夫婦の切ない愛に感動を伝えた。

果たして、夫が記憶を取り戻すたびに妻に伝えたイム・ヨンウンの「星のように輝く私の愛よ」を、「アンフォゲッタブル・デュエット」のステージで再び聞くことができるのだろうか。関心が集まっている。

一方、「アンフォゲッタブル・デュエット」は12日午後10時20分、MBNで放送される。

放送内容に接したネットユーザーたちは、「胸が熱くなる」「イム・ヨンウンの歌の力はすごい」「お二人が末永く幸せでありますように」といったコメントを寄せ、感動を分かち合った。

#Lim Young-woong #Unforgettable Duet #Starry Night Like My Love