元EXOクリス・ウー、刑務所での死亡説は「根拠のない噂」と中国公安当局が否定

人気グループEXOの元メンバー、クリス・ウー（本名：ウー・イーファン）が服役中の刑務所で死亡したという噂について、中国の公安当局が公式に否定した。

最近、中華圏のメディアでは、クリス・ウーが刑務所内で死亡したと報じられ、さらに「刑務所の仲間」を名乗る人物がSNSで「ギャングとのトラブルが原因で殺害された」と主張するなど、その真偽に関心が集まっていた。一部では臓器摘出の疑惑まで浮上していた。

これに対し、中国江蘇省公安庁は公式ウェイボーアカウントを通じて、「根拠のない流言飛語（デマ）」であると断言し、噂を一蹴した。当局は、これ以上の憶測を呼ぶような報道や情報に釘を刺した形だ。

クリス・ウーは2012年にEXOのメンバーとしてデビューしたが、2014年に所属事務所SMエンターテインメントを相手に専属契約の無効確認訴訟を起こし、グループを脱退。その後、中国で活動していたが、2021年に未成年者への性的暴行などの容疑で起訴され、中国の裁判所から強姦罪で懲役11年6ヶ月、集団わいせつ罪で懲役1年10ヶ月の実刑判決を受け、服役中だった。

中国のファンからは、「クリス・ウーの死亡説、本当にひどかったから公式発表が出て安心した」といった安堵の声が寄せられている。また、「事実確認されていない話が多くて心配だったけど、きちんと確認してくれてありがとう」というコメントも見られた。