キム・ゴンモ、6年ぶりに活動再開 全国ツアーで変わらぬ姿にファン歓声

歌手キム・ゴンモが、6年ぶりの復帰舞台でファンの熱い歓迎を受け、全国ツアーコンサートを成功裏に続けている。

キム・ゴンモは、8月27日の釜山公演を皮切りに、10月18日の大邱、12月20日の大田公演を盛況のうちに終え、来年1月にはソウルを含む全国主要都市へとツアーを拡大する予定だ。

公演に先立ち、キム・ゴンモ側は「空白期間中も、キム・ゴンモの音楽は後輩歌手たちによるカバーアルバムのリリースや、ニューメディアを通じた再評価などにより、着実に愛されてきた。ステージを離れていても、音楽だけは一瞬たりとも手放さなかった」と伝えた。

キム・ゴンモがファンの前に公式に姿を現すのは、2019年の性暴行疑惑の告訴以来、約6年ぶりとなる。当時、彼は進行中だった全国ツアーを中断し、容疑を強く否定して法的対応に乗り出した。この過程で、ピアニストのチャン・ジヨンとの婚姻と離婚という個人的な痛みを経験した。

2022年に検察の不起訴処分により事件は終結したが、キム・ゴンモの復帰は容易ではなかった。しかし、6年ぶりに沈黙を破り、全国ツアーを通じてファンと再会した彼は、一層落ち着いた様子で注目を集めている。

15日に水原総合運動場で行われた公演で、キム・ゴンモは「ゆっくり休んで、5年くらい経って『そろそろ（復帰する）時が来たな』と思ったが、広告の文句のように『高麗人参は6年』というのを聞いて、もう1年休んで、とても良い状態で登場した」とユーモアを交えて自己紹介した。

彼は最後の挨拶で「皆さんの応援のおかげで、コメントなど気にせず生きていきます」と心境を述べ、映像の字幕メッセージを通じては、「人生で立ち止まってしまった瞬間もあったが、私たちはまた前へ進めばいい。今回の公演は『コンマ』ではなく『ピリオド』になるだろう」と強い意志を示した。

キム・ゴンモは今後、大田、仁川など全国各地でファンとの交流を続けていく予定だ。

ネットユーザーからは「ついにキム・ゴンモを再びステージで見られるなんて感動的だ」「辛い時期を乗り越えて戻ってきたのだから応援したい」「音楽にだけ集中する姿が良い」といったコメントが寄せられ、彼の復帰を歓迎している。