
イ・ジュノ主演「タイフーン商事」、劇的な逆転勝利の末に絶体絶命の危機…キム・ミンハを救うため炎の中へ
tvNの土日ドラマ「タイフーン商事」第12話が自己最高視聴率を更新し、全国視聴率平均9.9%、最高11%を記録、同時間帯1位を固守した。
この日の放送は、「私が生きる理由」という副題で、カン・テプン(イ・ジュノ)が最も大切なものは何かを問うナレーションから始まった。IMFの寒波の中、この問いはより重くなった。テプンは国家事業入札を前に、自身が守るべき「最も大切なもの」と向き合うことになる。
入札品目である手術用手袋を独占した米国企業の高価格方針により、テプン商事は不利な状況に置かれた。解決策を見いだせず苦悩していたテプンは、友人ワン・ナムモ(キム・ミンソク)からのヒントを得て、マレーシア工場との直接取引を試みた。しかし、現地に到着したソン・ジュン(イ・サンジン)は、工場が枕の生産に切り替わり、手術用手袋の生産地は別の場所に移転されたことを知る。
不安な状況の中、入札当日、締め切り3分前、ソン・ジュンの「5111, 40, ok」という暗号のような電報が届いた。テプンはこれを解読し、入札価格を計算して締め切り直前に提出。タイフーン商事は劇的な逆転勝利を収めた。ソン・ジュンが工場の在庫品すべてを40%割引価格で確保したことが勝利の秘訣だった。これはオ・ミソン(キム・ミンハ)の直感、テプンの勝負手、ソン・ジュンの交渉力が噛み合った結果だった。
一方、入札に失敗したピョ・サンソン(キム・サンホ)は激怒した。息子ピョ・ヒョンジュン(ム・ジンソン)は、チャ・ソンテク(キム・ジェファ)を巧みに探り、1989年の借用証の存在を知る。
緊張感の中、手術用手袋が入荷した後、倉庫に一人残っていたミソンは原因不明の火災に巻き込まれた。物を守ろうとして倒れたミソンを発見したテプンは、彼女を救うために炎の中へ飛び込んだ。放送冒頭「最も大切なものは何か」という問いに「明日」と答えたミソン、そして「最も大切なのは君だ」と言いながら彼女に向かって突進するテプンの姿は、深い感動を呼んだ。「タイフーン商事」は毎週土、日夜9時10分、tvNで放送される。
放送後、視聴者からは「イ・ジュノの演技がすごい」「キム・ミンハのキャラがかわいそう」「来週までどうやって待てばいいの」など、俳優たちの熱演と没入感あふれる展開に熱狂的な反応が寄せられている。