日中関係の悪化がK-POPに波及、aespaのニンニン「紅白歌合戦」出演巡り論争拡大

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日中関係の悪化がK-POPに波及、aespaのニンニン「紅白歌合戦」出演巡り論争拡大

Yerin Han · 2025年11月19日 13:30

最近、日本の政治家による「台湾有事の際の軍事介入」示唆以降、激化した中国と日本の間の外交的対立が芸能界にも急速に拡大しており、K-POPガールズグループaespa(エスパ)がその余波を受けています。

中国では、日本のボーイズグループJO1のファンミーティングが「不可抗力」を理由に突然キャンセルされました。一方、日本では、中国出身メンバーであるニンニンが所属するaespaのNHK年末の音楽番組「紅白歌合戦」への出演を阻止すべきだという請願が急増しています。

JO1は、サバイバル番組「PRODUCE 101 JAPAN」シーズン1を通じてデビューした11人組グループで、韓国のCJ ENMと日本の吉本興業が合弁で設立したLAPONEエンタテインメントに所属しています。中国の音楽プラットフォームQQミュージックは、JO1の広州ファンミーティングが「不可抗力的な事由」によりキャンセルされたと発表しました。

一方、日本では、aespaのメンバーであるニンニンが過去のSNS投稿で、原子爆弾のキノコ雲を連想させる照明の画像を掲載し、物議を醸したことがあります。今回の外交的対立と相まって、再び批判の的となっています。

「紅白歌合戦」への出演取り消しを求める請願は、グローバル署名プラットフォームChange.orgに掲載され、24時間以内に5万人以上が賛同し、現在では7万人を超えています。

請願者は、「紅白歌合戦は日本を代表するイベントです。歴史的認識を無視した言動をそのままにしておけば、日本の国際的なイメージと広島の原爆被害者に傷を与えることになります」と主張しています。コメント欄には、「原爆を連想させる照明を笑顔で投稿したメンバーを、日本の年末の舞台に出演させることはできない」という意見が多く見られます。

日本のメディアは、aespaが今回の外交的対立の最大の被害者となったと報じており、彼女たちの「紅白歌合戦」への出演の可否が、中日関係の緊張度を示す指標となり得ると分析しています。中国と日本の対立が長期化の兆しを見せる中、K-POPアーティストまでが文化・エンターテインメントの領域に巻き込まれたことで、今後の日韓の文化交流にどのような影響が出るのかにも関心が集まっています。

韓国のネットユーザーからは、「政治的な問題で、罪のないアーティストだけが被害を受けるのはおかしい」、「ニンニンの過去の行動は問題があったかもしれないが、今回の件は政治的イシューに乗じた過剰反応だ」といった様々な意見が出ています。また、「K-POPが政治的な問題に巻き込まれないように注意すべきだ」という懸念の声も上がっています。

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