
エドガー・ライト監督、『ザ・ランニングマン』のドローンカメラ撮影秘話を明かす
エドガー・ライト監督が、自身の新作映画『ザ・ランニングマン』の撮影に関する興味深いエピソードを明かしました。
20日に公開されたYouTubeチャンネル「Cine21」のインタビューで、ライト監督はポン・ジュノ監督との対談を通じ、劇中に登場するドローンカメラについての特別な設定を説明しました。
「劇中のドローンカメラを『ローバー』と呼んで、単なるカメラではなく、死を目前にした瞬間に現れる存在として設定した」と明かしたライト監督。しかし、このユニークな設定が撮影過程では予期せぬ困難をもたらしたと付け加えました。
ライト監督は、「映画の中のカメラ視点なのか、それとも放送中継画面なのか、常に悩まなければならなかった」とし、「現場では、カメラを棒のようなものに取り付けて『これは放送画面用のングルだ』と区分して撮影した」と、当時の複雑な撮影過程を回想しました。
特に、チョン・ジョンフン撮影監督との協業について、彼は深い感謝の意を表しました。「セットと撮影場所だけで165ヶ所以上を巡り、作業量が膨大だった。撮影時間も長かった。そんな時、いつも私たちを笑わせてくれたチョン監督のおかげで、困難な時間を乗り越えることができた」と語りました。
ライト監督は、チョン・ジョンフン撮影監督との2度目の共同作業であることを明かし、「2000年代以降の韓国映画特有のネオ・ノワールな感性は本当に魅力的だ。特に『殺人の追憶』のような雰囲気を、今回の映画にうまく活かせた」と称賛を惜しみませんでした。
映画『ザ・ランニングマン』は、12月10日に公開予定です。
韓国のネットユーザーからは「チョン・ジョンフン撮影監督のおかげで撮影が楽しかったというエドガー・ライト監督の言葉が印象的ですね。やはり韓国のスタッフは最高!」「ドローンカメラの設定をそうしたとは、映画がさらに楽しみです。早く観たい」「『殺人の追憶』に言及したのを見ると、どんな雰囲気なのか気になる」といったコメントが寄せられ、映画への期待感を示しています。