パク・スホンさん兄夫婦の横領事件、控訴審判決が今週に迫る…1審無罪の義姉には懲役3年求刑

放送人パク・スホンさんの実兄パク氏と、その妻イ氏に対する横領疑惑の控訴審判決が今週下される。

ソウル高等裁判所刑事7部は、来る19日午後2時に特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反（横領）の疑いで起訴されたパク氏とイ氏の控訴審宣告期日を開く。

二人は2011年から10年間、パク・スホンさんのマネジメントを担当し、エンターテイメント会社の資金やパク・スホンさんの個人資金など、数十億ウォンを横領した疑いで裁判にかけられた。

1審では、パク氏に懲役2年が宣告されたものの、個人財産横領の疑いは無罪と判断された。義姉のイ氏については、会社運営への積極的な関与があったとは認めがたいとして、1審で無罪が宣告された。これに対し、検察と被告人側双方が控訴していた。

結審公判で検察は、パク氏に懲役7年、イ氏に懲役3年を求刑し、「被告人らが長期間にわたり多額の金を繰り返し横領したにもかかわらず、被害回復は行われず、被害者であるパク・スホンさんを責めるなど、反省の態度が見られなかった」と求刑理由を明らかにした。

パク氏は最終陳述で、無念さと家族の苦痛を訴え、 선처 (善処：寛大な処置) を求めた。イ氏は別途、パク・スホンさんに関する虚偽事実流布の疑いで1審で罰金刑を受けている。今回の控訴審の結果に、多くの関心が集まっている。

韓国のネットユーザーからは「兄夫婦には正当な罰を受けてほしい」「真実が明らかになり、パク・スホンさんが一日も早く心の安らぎを見つけられるよう応援する」といったコメントが寄せられている。