「マスク」「パルプ・フィクション」の悪役俳優ピーター・グリーンさん、60歳で死去 遺体は自宅で発見

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「マスク」「パルプ・フィクション」の悪役俳優ピーター・グリーンさん、60歳で死去 遺体は自宅で発見

Minji Kim · 2025年12月14日 8:43

映画『マスク』や『パルプ・フィクション』などで強烈な悪役を演じ、観客に深い印象を残したハリウッド俳優ピーター・グリーン(Peter Greene)さんが、60歳で亡くなりました。

現地時間13日、アメリカのメディアPeopleなどによると、グリーンさんは12日、ニューヨーク・ロウ・イースト・サイドの自宅で遺体で発見されました。彼のマネージャーであるグレッグ・エドワーズ氏は声明を通じて、公式に訃報を発表しました。

発見のきっかけは、近隣住民からの通報でした。数日間、家のドアからクリスマスの音楽が鳴り続けているのを不審に思った住民が当局に通報。ウェルネスチェック(安否確認)のために出動した警察官が、意識を失って倒れているグリーンさんを発見しました。現場では他殺の可能性は排除されており、正確な死因はまだ明らかにされていません。

1965年にニュージャージー州で生まれたグリーンさんは、1990年代初頭に俳優としてのキャリアをスタートさせました。特に1994年には、クエンティン・タランティーノ監督の映画『パルプ・フィクション』で「ゼッド」役を演じ、観客の記憶に強く焼き付きました。同年、ジム・キャリー主演の『マスク』では、メインの悪役「ドリアン・タイレル」を完璧に演じきり、キャリアの全盛期を迎えました。その後も『ユージュアル・サスペクツ』、『トレーニング・デイ』など、数多くの作品に出演し、個性派俳優としての地位を確立しました。

マネージャーのエドワーズ氏は、「誰よりも悪役をうまくこなしたが、実際は人々の知らない温かい心を持った人物だった」と故人を追悼しました。ミッキー・ローク主演の映画『マスコッツ(Mascots)』への出演を控えていたグリーンさんの訃報に、ミッキー・ロークも自身のSNSにグリーンさんの写真を投稿し、追悼の意を表しました。

韓国のネットユーザーからは、「悪役といえばこの人だったのに、残念でならない」「『マスク』や『パルプ・フィクション』の悪役は本当に印象深かった」「安らかに眠ってください」といった追悼の声が寄せられています。

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