注目の若手俳優キム・ドンギュ、時代劇初挑戦「この川には月が流れる」で演技の幅を広げる

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注目の若手俳優キム・ドンギュ、時代劇初挑戦「この川には月が流れる」で演技の幅を広げる

Hyunwoo Lee · 2025年12月17日 23:52

俳優キム・ドンギュが、デビュー以来初となる時代劇に挑戦したMBC金土ドラマ「この川には月が流れる」で、個性的かつ深みのある人物表現力を見せ、次世代俳優としての地位を確立した。

来る20日に最終回を迎える同ドラマで、キム・ドンギュは、端麗なビジュアルを持つ成均館(ソンギュングァン)の儒生でありながら、一人の女性への切ない愛を胸に秘めたハンソン役を熱演。視聴者に格別な印象を残した。

ハンソンは、生まれながらに恋人同士が目に見えない赤い糸「紅艶(ホンヨン)」で結ばれるという運命を持ち、市場で偶然出会った妓生ホンナン(パク・アイン扮)こそがその運命の相手だと直感し、特別な感情を抱く人物。また、波乱に満ちた人生を送る世子嬪(セジャビン)ヨル(キム・セジョン扮)の兄でもある。

キム・ドンギュは、身分と境遇の違いから現世では結ばれない運命のホンナンに対し、切ない眼差しと深い愛情を込めてハンソンというキャラクターを表現した。特に、国后(ククク)が中殿(チュンジョン)を毒殺し、一家が死の危機に瀕する瞬間、ホンナンへの愛を表情からセリフの端々にまで込め、視聴者の視線を集めた。

さらに、長年共に幸せに暮らしたいと願った愛しい妹ヨルを残して死んでいくしかない状況で、ホンナンに妹の無事を託して去るシーンでは、胸を締め付けるような悲しみを絶妙に演じきり、強烈な印象を残した。

このようにキム・ドンギュは、個性豊かなキャラクター表現力で注目を集め、短い出演ながらも「キム・セジョンの兄」、「ホンナンの男」といった異名を得るに至った。加えて、成均館の儒生ハンソン役のシンクロ率を高める知的な雰囲気とすらりとしたビジュアルで、登場するたびに視線を引きつけ、次世代演技期待株として脚光を浴びている。

キム・ドンギュは「私の最初の時代劇を『この川には月が流れる』で参加できて感謝しています」とし、「現場でも本当に多くを学び、非常に価値ある経験でした」と感想を述べた。続けて「この経験を基に、さらに成長できるよう努力します」と付け加えた。

ウェブドラマ「サム 끓는 時間」で本格的に演技デビューしたキム・ドンギュは、「済州(チェジュ)に吹く風」、「tvN D『必須恋愛教養』」などに出演し、着実にフィルモグラフィーを築いてきた。今回、「この川には月が流れる」を通じて成長の可能性を証明し、彼の今後の活動に期待が集まっている。

一方、新鋭キム・ドンギュの魅力が強烈に込められた「この川には月が流れる」は、来る20日午後9時40分に最終話が放送される。

放送後、視聴者からは「初時代劇なのにこんなに似合うなんて」「ハンソン役、切なすぎて泣いちゃった」「キム・セジョンさんの兄役、ぴったり!」といった好意的なコメントが寄せられている。

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