
歌手キム・ジョンミン、「ガクチプ夫婦」で明かした単身赴任生活への切ない思い ― 日本で活躍する息子たちと妻への深い愛情
韓国の人気歌手キム・ジョンミンが、tvN STORYの新番組「ガクチプ夫婦」で、2年間にわたる単身赴任生活(韓国では「アヒルパパ」と呼ばれる)の苦悩と家族への深い愛情を率直に語りました。4月4日に放送された初回で、彼は日本でプロサッカー選手を目指す二人の息子と、その世話をする妻ルミコへの思いを明かしました。
キム・ジョンミンは「これは私が夢見ていた結婚生活ではありませんでした。アヒルパパになるなど想像もしなかった」と胸の内を明かし、家族との物理的な距離に寂しさを滲ませました。妻のルミコと長男テヤン、次男ドユンは日本の佐賀で暮らし、キム・ジョンミンはソウルで一人暮らしを送っています。彼は家族のために毎朝、掃除に加え、スクワット700回、腕立て伏せ350回というハードなトレーニングをこなし、健康維持に努めているといいます。「もうすぐ還暦を迎える年ですが、末っ子まで世話をするためには私が健康でなければならない」という言葉からは、家族への並々ならぬ愛情が感じられました。
この日、次男ドユンの試合の日には、キム・ジョンミンはビデオ通話で息子のプレーを見守りました。しかし、ドユンが熱中症でわずか5分で退場する事態が発生。キム・ジョンミンは遠くから見守ることしかできない父親としての無力感に苦しみました。一方、ルミコは「パパがいないから、子供たちが弱くならないように、あえて厳しく接することもある」と、一人で子供たちをたくましく育てる母親の覚悟を見せました。そんな状況の中でも、子供たちは「パパのおかげで日本に来られた」とビデオ通話で感謝と愛情を伝え、視聴者に温かい感動を与えました。
キム・ジョンミンは1994年にデビューした韓国を代表するロックバラード歌手です。そのパワフルな歌唱力で多くのヒット曲を生み出し、長年愛され続けています。近年ではバラエティ番組にも出演し、親しみやすい一面を見せてファンを魅了しています。