カン・ダニエル、米公演が観客入場後に突然中止に…所属事務所は「現地システムの不備」と説明

歌手カン・ダニエルのニュージャージー公演が、観客の入場が完了した後に突然中止されるという事態が発生しました。

所属事務所KONNECT Entertainmentは現地時間7日、公演中止の知らせとともに、「公演を指折り数えて待っていてくださったファンの皆様に、このような突然のニュースをお伝えすることになり、心より深くお詫び申し上げます」と伝えました。

事務所によると、2025年9月6日に予定されていた「ACT : SWEET KISS」ニュージャージー・シティ公演は、アーティストと関係者全員が最善を尽くしたものの、現地のシステムの準備不足と予期せぬ運営上の問題により、安全で完成度の高い公演を提供することが困難だと判断されたとのことです。

「最後の瞬間まで現地の関係者と協議しましたが、不完全な環境での公演強行は、ファンの皆様に対してより大きな無礼となり得ると判断し、やむを得ず公演中止を決定しました」と説明。チケットは別途の申請なしに全額自動で払い戻し処理され、払い戻しに関する詳細は、該当プラットフォームから送信されたEメールで確認するように案内しています。

観客の入場まで終えた状況での突然の公演中止に、会場を訪れたファンは当惑を隠せませんでした。所属事務所が「運営上の問題」というやや曖昧な説明をしたことで、ファンの間では疑問と残念の声がさらに高まっています。

一方、カン・ダニエルは今月からワシントン、ニューヨークなど、米国の主要12都市を巡る大規模な米国ツアーを開始しており、その後、アルゼンチン、ブラジルなど南米ツアーへと続く予定でした。

カン・ダニエルは2017年にWanna Oneのメンバーとしてデビューし、2019年にソロアーティストとして本格的な活動を開始しました。卓越したパフォーマンス能力と独創的な歌声で多くのファンに支持されています。現在、「ACT : SWEET KISS」というタイトルでワールドツアーを展開中です。