HYBE＆Geffen、新ガールズグループ誕生へ「WORLD SCOUT」プロジェクト始動

HYBEとGeffen Recordsが、グローバルガールズグループの誕生を目指すオーディションプロジェクト「WORLD SCOUT: THE FINAL PIECE」を発表し、世界中から熱い注目を集めている。これは、パン・シヒョクHYBE議長が推進するK-POP制作システムのグローバル化戦略の一環であり、既に世界的な人気を誇るKATSEYEに続く、新たな4人組ガールズグループの誕生プロセスを描くものだ。

これまでに、オーディション番組「Dream Academy」出身のエミリー・ケラヴォス（アメリカ）、レクシー・レヴィン（スウェデン）、サマラ・シケイラ（ブラジル）の3名が最終デビューメンバーとして確定している。残る1名のメンバーは別途のオーディションを経て選抜され、その全過程は来春、日本のABEMAで独占配信される予定だ。

このように、たった1名のメンバーを選抜するために大規模なグローバルオーディションを実施する形式は、ガールズグループ、ボーイズグループを問わず、極めて異例な試みである。既に数万人の応募者が殺到する中、北米、欧州、南米出身メンバーが確定したことで、アジア圏の応募者たちの間で、残された1枠を巡る競争がさらに激化すると見られている。

このプロジェクトからは、HYBEが多様性と包容力を持つ次世代ポップアイコンを輩出することに注力する野心的な姿勢がうかがえる。これは、世界の三大音楽会社が支配するグローバル音楽市場の構図を塗り替える触媒となり得るだろう。

グローバル音楽業界関係者は、パン・シヒョク議長が提唱する「K-POPメソッド」の拡張に注目している。有望な候補者を発掘し、ボーカル、ダンス、さらには人間性教育まで行い、「完成型アーティスト」へと育成し、ファンコミュニティまで有機的に結びつけるHYBE独自のインフラが、その核心となる。

KATSEYEの成功は、K-POPメソッドが世界中で通用することを証明した事例だ。デビューから約1年でビルボードの主要チャート上位に食い込み、MTVビデオ・ミュージック・アワードのトロフィーまで獲得した彼女たちは、HYBEの人的育成・制作システムの優秀性を証明した。HYBEとGeffen Recordsは、K-POPのDNAを現地市場に合わせて柔軟にローカライズした戦略が奏功したと分析し、文化的な偏見を打破した点で大きな意義があると述べている。

「WORLD SCOUT: THE FINAL PIECE」の参加者たちも、体系的なK-POPトレーニングシステムを経験し、アメリカでの現地キャンプを経て世界舞台への進出を目指す。オーディションの過程で、メンバー個々の実力と魅力が前面に押し出され、強固なファン層を形成することが期待される。グループの公式インスタグラム「prelude_thefinalpiece」は、開設後、3人のメンバーの写真とイントロフィルムのみの投稿にもかかわらず、フォロワー数が20万を超え、急速に増加しており、メンバー個人のSNSアカウントを含めると、総フォロワー数は100万人に迫る勢いだ。

14歳からプロのダンサーとして活動してきたエミリーは、愛らしいルックスと自信に満ちた姿で多くのファンを魅了した。3歳から歌とダンス、パフォーマンスの夢を育んできたレクシーは、作曲とプロデュース能力を兼ね備えた才能の持ち主だ。サマラは、ソウルフルで繊細な歌声で強烈な印象を残している。ファンからは、最後の1名のメンバーが誰になるのか、また、完成度の高いメンバーたちの組み合わせに期待する声が寄せられている。

エミリー・ケラヴォスは、幼い頃からプロのダンサーとして活躍しており、その卓越したダンススキルと表現力で知られています。レクシー・レヴィンは、ボーカルだけでなく、作曲やプロデュースの才能も持ち合わせた多才なアーティストです。サマラ・シケイラは、独特のソウルフルな歌声で、聴く者の心を掴む魅力を持っています。