パク・ヨンギュ、亡き息子への深い想いを捧げる「森の墓地」を公開

俳優パク・ヨンギュが、先に旅立った息子への切ないまでの恋しさと父性を露わにし、視聴者の涙を誘いました。

KBS 2TV「옥탑방 문제아들」（屋根部屋の問題児たち）に出演したパク・ヨンギュは、かつてアメリカ留学中に交通事故で息子を亡くした痛ましい経験を静かに語りました。

彼は、息子が不慮の事故でこの世を去った後、全てを捨てて韓国を離れカナダへ向かったと明かしました。「死ぬ日だけを待つ心境でした。私の人生の境界線から抜け出したかった」と、当時の絶望的な心情を伝えました。

さらに、パク・ヨンギュは息子を納骨堂ではなく、樹木葬を選んだ理由も明かしました。彼は300坪の土地を購入し、息子だけの樹木葬の地を作ったといいます。生前、貧しさゆえに息子に広い家で暮らすことをさせてやれなかった夢に触れ、「その夢を叶えられなかったから、それをさせてあげたくて土地を買った」と語りました。

パク・ヨンギュは息子の樹木葬に松の木を植え、芝生を敷き、丁寧に手入れをする姿を見せました。「木として立派に育ってくれてありがとう」と、まるで息子に語りかけるように感謝の気持ちを伝えたパク・ヨンギュは、松の木が息子が健やかに育つ姿のように感じられてとても嬉しいと語り、「うちの息子、松の木がうちの息子だ」と言って、見る者の心を痛ませました。

1958年生まれのパク・ヨンギュは、1977年にMBCの特采タレントとしてデビューしました。

コメディアンとして大きな人気を博した後、ドラマや映画で多彩な演技を見せてきました。

彼は数回の結婚歴があり、前妻との間に生まれた息子を2004年にアメリカ留学中に交通事故で亡くしました。