
ユン・ウネ、『ココモ』で明かされた再開発暴力の実態に激怒
歌手で女優のユン・ウネが、SBSの番組『コッコモ(꼬리에 꼬리를 무는 그날 이야기)』に出演し、過去の再開発現場で発生した凄惨な暴力事件に深い衝撃を受け、激しい怒りを表明しました。
11日に放送された第192回は、「消えた私の家、そしてチョクジュン」をテーマに、1998年にソウル・龍山区(ヨンサング)で起きた再開発における暴力事件を扱いました。この日の放送には、歌手KCM、ユン・ウネ、女優チェ・ソジンがリスナーとして出演し、当時の悲劇的な現実を共に聞きました。
番組では、解体業者「チョクジュン」の暴力団員が、鉄パイプや重機を使い、無慈悲な暴行、放火、ガス散布など、人権蹂躙をほしいままにした衝撃的な実態が明らかになりました。特に、家の中に人がいるにもかかわらず放火したり、妊婦を暴行し、さらには排泄物を無理やり食べさせるという蛮行まで行われ、出演者たちは唖然としました。
ユン・ウネは、「腹が立つ」「気が狂っている」と繰り返し怒りを抑えきれない様子を見せ、チェ・ソジンも「想像していたよりずっと残忍だ」「とても屈辱的で胸が痛い」と言葉を失いました。KCMは「本当に無慈悲だ」「人間ならどうしてそんなことができるのか」と激しい感情を露わにし、最終的には子供たちの苦しみに涙を見せました。
当時、公権力が傍観する中、「チョクジュン」は再開発現場で暴力を振るった後、解体、建設、廃棄物処理までを一手に担う企業へと成長しました。市民団体の「解体犯罪報告書」にもかかわらず、まともに処罰された加害者はなく、被害者たちは生涯にわたるトラウマに苦しみました。
これに対しユン・ウネは、「これ以上犯罪報告書が出ないことを願う」「まず私自身がもっと良い人間にならなければならない」と決意を述べ、真実は最終的に明らかになるというメッセージを残しました。
ユン・ウネは1999年にガールズグループ「Baby Vox」のメンバーとしてデビューし、芸能界入りしました。
その後、女優としても精力的に活動し、数多くのドラマや映画で主演を務め、演技力を高く評価されています。
最近では、バラエティ番組に出演し、率直で愉快な魅力を披露しながら、ファンと交流しています。