元フェンシング韓国代表ナム・ヒョンヒ、元恋人チョン・チョンジョの詐欺事件で潔白証明

元韓国フェンシング代表のナム・ヒョンヒが、元交際相手チョン・チョンジョを巡る詐欺事件に関連し、損害賠償訴訟で全面勝訴したことが明らかになった。

12日、ナム・ヒョンヒ側の弁護士であるソン・スホ弁護士はSNSを通じて、チョン・チョンジョから巨額の詐欺被害に遭った原告がナム・ヒョンヒ監督を相手に起こした11億ウォン（約1億3千万円）の損害賠償訴訟で、ナム監督が全面勝訴したと発表した。原告はナム監督がチョン・チョンジョの共犯であると主張したが、裁判所はこれを認めなかった。

裁判所は判決で「ナム・ヒョンヒも原告と同様にチョン・チョンジョの実態を知らなかった」と明記し、ナム・ヒョンヒもチョン・チョンジョに騙された被害者であることを明確にした。ナム・ヒョンヒはチョン・チョンジョの詐欺行為について全く知らなかったと主張し、むしろ彼に利用されたと訴えてきた。

これにより、ナム・ヒョンヒは自身を共犯者とみなした詐欺被害者との法廷闘争で最終的に勝訴し、2023年にチョン・チョンジョとの再婚を発表した後、浮上した疑惑や憶測から完全に解放されることになった。

ナム・ヒョンヒは1981年生まれで、韓国女子フェンシング界のスター選手だった。

2006年のドーハ・アジア大会、2010年の広州アジア大会で金メダルを獲得するなど、数多くの国際大会で素晴らしい成績を収めた。

2022年に現役を引退してからは、フェンシング指導者として後進の育成に力を注いでいる。