
イ・ミンジ、ドラマ「百回の思い出」で「独裁者」役として強烈な存在感を放つ
女優イ・ミンジがJTBCの週末ドラマ「百回の思い出」で、個性の強いキャラクターを披露し、存在感を刻みつけた。
去る13日に初放送された「百回の思い出」は、1980年代を背景に、100番バスの車掌ヨルリェ(キム・ダミ)とジョンヒ(シン・イェウン)の友情、そして二人の運命的な男性ジェピル(ホ・ナムジュン)を巡る切ない初恋を描くニュートロ青春メロドラマだ。
イ・ミンジは劇中、清雅運送のバス車掌であり、3番部屋のリーダーである「実力者」クォン・ヘジャ役で登場した。初登場からダイエット中という理由で他の車掌たちの食事まで制限し、気分次第でマッサージや歌を強要するなど、独裁的な一面を見せ、視聴者の視線を一気に引きつけた。
しかし、新任の車掌ジョンヒが合流して状況は反転した。ヘジャはジョンヒを圧倒しようとしたが、かえって堂々としてひるまないジョンヒの態度に慌てる姿を見せた。ジョンヒに様々な嫌がらせをしたり、難しい用事を押し付けたりするなどいじめたが、結局ジョンヒとの取っ組み合いの末に制圧され、面目を失う場面で笑いを誘った。
イ・ミンジは「百回の思い出」を通じて、堂々としたコメディ演技の真髄を見せてくれた。恐れるもののない唯我独尊キャラクターだが、新しい強敵の登場に慌てふためく姿、そしてまともに単語も選べないドジな一面が加わり、ドラマに大きな面白さを提供した。確かな演技力を基盤に、クォン・ヘジャというキャラクターを強烈に演じきり、その卓越したキャラクター消化力を改めて証明した。
様々な作品で個性的なキャラクターを披露してきたイ・ミンジが、今回の「百回の思い出」で「コメディの切り札」として見せる愉快なエネルギーに期待が高まっている。
「百回の思い出」は毎週土曜日午後10時40分、日曜日午後10時30分にJTBCで放送される。
イ・ミンジは2014年に映画「シャトルコック」でデビューし、その後、様々な映画やドラマで個性的な助演として活躍し、顔を知られるようになった。特にドラマ「刑務所のルールブック」、「ボーイフレンド」、「ホテルデルーナ」などでは短いが強烈な印象を残した。最近ではドラマ「アンナ」で印象的な演技を披露し、演技力を認められている。