
元NCTメンバー、テイル 集団準強姦の控訴審で懲役7年求刑
人気グループNCTの元メンバー、テイル(本名ムン・テイル)が、集団準強姦の疑いで裁判を受けている中、控訴審でも懲役7年が求刑されました。
17日、ソウル高等法院は、テイルら3名に対する性犯罪処罰特例法違反(集団準強姦)の疑いの控訴審初公判を行いました。検察は、一審と同じく懲役7年を求刑し、事件の重大性を強調しました。
茶色の囚人服姿で法廷に現れたテイルと弁護人側は、一審判決に対する控訴理由として「量刑不当」を主張しました。一審でテイルは懲役3年6ヶ月の実刑判決を受け、即日拘束されていました。
テイルは最終弁論で、自身の全ての罪を認め、深く反省していると述べました。被害者が受ける傷は、どんな言葉や行動でも完全に癒すことはできないことを知っており、愚かな行動で取り返しのつかない苦痛を与えたことに対し、生涯をかけて贖罪の心で生きていくと付け加えました。
彼は、自身の誤った行動によって被害者の人生だけでなく、家族までが崩壊するのを見て、自らの過ちの重大さを痛感したと語りました。テイルは、二度と犯罪を犯さないこと、法の重みを忘れずに正直に生きていくことを改めて誓い、被害者にもう一度謝罪しました。
これに先立ち、テイルは友人2名と共に昨年6月、泥酔状態の中国人女性を自身の住居に連れ込み、集団で準強姦した疑いが持たれています。この事件により、テイルはNCTから脱退させられ、所属事務所SMエンターテインメントとの専属契約も解除されました。
一審裁判所は昨年7月、テイルら3名に懲役3年6ヶ月を宣告し、性犯罪治療プログラム40時間履修、身上情報公開・通知、関連機関への5年間の就業制限を命じました。
当時の裁判所は、被害者が抵抗不能な状態を利用した罪質が非常に悪いと指摘しましたが、初犯であり犯行を認め、被害者と和解して処罰を望まないという点を有利な情状として考慮したと説明しました。
一方、テイルの控訴審判決期日は、来る10月17日午後2時30分に予定されています。
テイルはNCTのメインボーカルとして、パワフルな歌唱力で注目を集めました。デビュー当初は明るいイメージでファンの支持を得ており、様々なバラエティ番組でも活躍していました。今回の事件により、彼の芸能活動は事実上中断されています。