
イ・ビョンホン、「『仕方がない』は劇場でこそ。何度観ても新たな発見があるはず」と熱烈推薦
俳優イ・ビョンホンが、第30回釜山国際映画祭(BIFF)のオープニング作品として招待されたパク・チャヌク監督の新作「仕方がない」について、劇場での鑑賞を強く呼びかけました。
17日、釜山シネマセンターで開催された記者会見には、パク・チャヌク監督をはじめ、主演のイ・ビョンホン、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘランらが参加しました。
映画「仕方がない」は、人生に満足していた会社員マンス(イ・ビョンホン)が突然解雇された後、家族と家を守るために奮闘する物語を描いています。
主人公マンスを演じたイ・ビョンホンは、本作への深い愛情を語りました。パク・チャヌク監督との再会に胸を躍らせたとし、平凡な人物が極限状況に置かれ変化していく過程をいかに説得力を持って描くかに注力したと述べました。
特にイ・ビョンホンは、パク・チャヌク監督特有の繊細な演出スタイルに触れ、俳優への細やかな指示が多かったと明かしました。冒頭の面接シーンを例に挙げ、セリフだけでなく、わずかな表情や仕草に至るまで、細かく指導された経験を共有しました。
こうした経験を踏まえ、イ・ビョンホンは観客に「仕方がない」を劇場で鑑賞するよう熱心に勧めました。彼は、二度、三度観ても新たなディテールを発見できる監督の演出力を強調し、大スクリーンで映画の深みを存分に感じてほしいと語りました。
映画「仕方がない」は24日に公開され、第30回釜山国際映画祭は17日から26日まで開催されます。
イ・ビョンホンは、1991年にKBSドラマ「山響き」でデビューして以来、韓国を代表する俳優として精力的に活動しています。映画「JSA」、「甘い人生」、「王になった男」など、数々のヒット作や名作に出演し、幅広い演技力を見せてきました。ハリウッド作品「G.I.ジョー」シリーズや「ターミネーター:ジェニシス」、「マグニフィセント・セブン」などにも出演し、グローバルスターとしての地位も確立しています。