イ・ムンセとユ・ジェハ、短くも深い友情の秘密…『君と永遠に』秘話公開

KBS Joyのバラエティ番組『20世紀ヒットソング』で、故ユ・ジェハと歌手イ・ムンセの特別な縁が公開される。

19日に放送される『20世紀ヒットソング』は、「この歌の作曲家は私だ！part.2」というテーマで、意外な作曲家たちが残した名曲に光を当てる。

この日の放送でスポットライトを浴びるのは、イ・ムンセの代表曲『君と永遠に』だ。この曲は、たった一枚のアルバムだけを残して夭折した天才ミュージシャン、ユ・ジェハがイ・ムンセに贈った貴重なプレゼントである。

デビュー前だったユ・ジェハが酒の席でギターを弾きながら聞かせたこの曲に、イ・ムンセは一聴して魅了されたという。彼は後に「焼酎一瓶で手に入れた曲」と表現し、当時の瞬間を回想した。

イ・ムンセの3rdアルバムは、作曲家イ・ヨルフンとの作業が中心だったため、曲の収録をためらうこともあった。

しかし、イ・ムンセは「自分のためにユ・ジェハさんが書いてくれた曲を、ヨルフンさんの顔色をうかがいながら無理やりねじ込んだ」と告白した。

結果的に『君と永遠に』は3rdアルバムに収録され、後に10thアルバムでリメイクされるほど、長く愛される名曲となった。

二人の縁はここで終わらなかった。イ・ムンセは、ユ・ジェハの1stアルバム収録曲『過ぎ去った日々』のコーラス作業に自ら参加し、音楽的な友情を続けた。

残念ながら、ユ・ジェハは1987年に不慮の事故でこの世を去ったが、イ・ムンセはその後、ラジオで彼の歌を頻繁に選曲し、追悼の意を表してきた。

イ・ムンセは1978年にアンダーグラウンドライブショーを通じてデビューし、「ソウル・ストーリー」、「赤い夕焼け」など数多くのヒット曲を発表、韓国を代表するバラード歌手としての地位を確立しました。彼の独特で甘い歌声と深い感性は、長年にわたり大衆から愛され続けています。現在も活発なアルバム活動やコンサートを続け、「国民的歌手」としての威厳を示しています。