
キム・ダミ、Netflix映画『大洪』で母親役に初挑戦「子役と母子のよう過ごした」
女優キム・ダミがNetflix映画『大洪』で、これまでとは異なる母親役に挑戦し、注目を集めている。
10月19日午後、釜山映画の殿堂野外舞台で行われた第30回釜山国際映画祭の野外舞台挨拶には、映画『大洪』のキム・ビョンウ監督と主演のキム・ダミが参加し、作品について紹介した。
キム・ダミは今作で母親役に挑む。彼女は「母親役や母性愛は、経験したことのない感情だったので難しかった。でも、子役と多くの時間を過ごし、現場で母と息子のようによく過ごそうと努力した」と明かした。さらに、「子役もたくさん努力してくれた。とても大変だったはずだ。寒かっただろうに、映画での役柄は本当に素晴らしいと言いたい」と強調した。
キム・ビョンウ監督は、「私も実は、最初は俳優の年齢を考慮せず、40歳前後の俳優が演じたら良いのではないかと考えた。子供が5、6歳くらいなので。しかし、どの俳優が演じるのがより良いかを考えた時、『本当に母親なの?』と疑問を抱かせるような俳優が演じる方が、はるかに適切に人物を表現できると考えた」と語った。
さらに監督は、「キム・ダミ俳優は、毎作品ごとに全く違う人物を、驚くほど異なる方法で表現する。似たようなカラーを維持する人もいるが、彼女はいつもどこへ向かっているのか分からない。結局、自分で演技をして表現しなければならない。一つも見逃さず、しっかりと掴んで表現してくれたと思う」と称賛した。
これに対しキム・ダミは、「最初は難しいだろうと思った。最初はシナリオを想像することができなかった。これをどうやって実現できるだろうかと思った。しかし、難しくても挑戦しようという気持ちで臨んだ」と付け加えた。
『大洪』は、大洪が襲った地球の最後の日に、人類が生き残るための最後の希望をかけた人々が、水に沈んでいくアパートの中で繰り広げる死闘を描いたSF災害ブロックバスターで、12月19日にNetflixで公開される予定だ。
キム・ダミは2018年の映画『The Witch/魔女』で強烈な印象を残し、韓国映画界の期待株として浮上した。その後、ドラマ『梨泰院クラス』、『その年、私たちは』などで幅広い演技スペクトルを見せ、人気俳優としての地位を確立した。『大洪』は彼女が初めて挑戦するSFジャンルであり、Netflix映画であることから、ファンからの期待が高い。