イ・ジョンジェ、アーティストスタジオ経営権紛争で勝訴…新株発行無効訴訟が棄却

俳優イ・ジョンジェとアーティストカンパニーなどが、アーティストスタジオ（旧レモンレイン）の経営権紛争に関連して提起された新株発行無効訴訟で最終勝訴しました。

19日午後、ソウル中央地方法院は一部の少数株主が提起した訴訟をすべて棄却し、アーティストスタジオが投資家を対象に実施した有償増資が適法であり、投資家の株式取得も正当であると判断しました。

少数株主は以前、新株発行効力停止仮処分を申請しましたが、最高裁判所までの抗告・再抗告審でいずれも棄却された経緯があります。今回の本案訴訟の第一審でも請求が棄却されたことにより、アーティストカンパニー側の経営権取得の正当性が改めて確認されました。

今回の訴訟でアーティストカンパニー側を代理した法務法人リンは、「今回の判決は、適法な手続きを経て株式を取得し、会社を買収した投資家たちの正当な権利を裁判所が認めたもの」と述べ、「根拠のない訴訟による混乱を解消し、企業経営の安定性と資本市場の信頼を守り抜いたことに大きな意義がある」と判決の意義を強調しました。

アーティストカンパニーはイ・ジョンジェが最大株主であり、昨年レモンレイン（現アーティストスタジオ）への投資を完了し、経営権を確保しました。アーティストスタジオは、「財閥家の末息子」や「成均館スキャンダル」など、数々のヒット作を制作してきたコンテンツ専門企業です。

イ・ジョンジェは、2022年にドラマ「イカゲーム」で韓国人俳優として初めてエミー賞ドラマシリーズ部門主演男優賞を受賞するという快挙を成し遂げました。彼は自身の所属事務所であるアーティストカンパニーの共同設立者としても、俳優のマネジメント事業に尽力しています。最近では、海外映画プロジェクトへの参加など、制作分野でも活動の幅を広げています。