薬物中毒のシングルマザー、子供を捨て薬物を求めた理由…「イ・ヨンエの追跡60分」衝撃の告発

女優イ・ヨンエがナレーションを務めたKBS 1TVの特別ドキュメンタリー「イ・ヨンエの追跡60分」で、薬物に溺れたシングルマザーの痛ましい物語が公開され、視聴者に大きな衝撃を与えました。

番組では、二人の子供を持つイ・ミジンさん（仮名）が、わずか1年で薬物によって人生が完全に崩壊していく過程が詳細に描かれました。5歳と3歳の幼い子供たちは、現在ミジンさんの実母が世話をしており、ミジンさんは薬物中毒により、正常な生活はもちろん、母性愛さえも失ってしまった状態でした。

ミジンさんの母親は、「病院での治療を4度繰り返したが、結局は諦めてしまった。日常生活はすべて崩壊し、すべての思考の中心が薬にだけ合わされている」と娘の状態を伝え、痛ましさを隠せませんでした。

元々子供たちを見ながら力強く生きていたミジンさんは、次男出産後に深刻なうつ病を経験し、一人で子供たちを育てる困難さから逃れるために薬物に手を伸ばしたことが明らかになりました。彼女はインタビューで、「子供たちより薬物が重要になった」「もう一度だけあの感覚を感じたくて、子供たちを顧みずに薬物を選んだ」と告白しました。

これに対し、イ・ヨンエはナレーションで「母性愛さえも力を失った」と付け加え、薬物の深刻さを改めて強調しました。

イ・ヨンエは「イ・ヨンエの追跡60分」を通じて、社会問題に対して自身の意見を発信してきました。卓越した演技力で大衆から愛される彼女は、様々な社会告発番組で真摯なナレーションを通じて感動とメッセージを伝えています。今回のドキュメンタリーでも、彼女の落ち着いた深い声は視聴者の没入感を高めました。