チェ・ジョンウォン不倫疑惑のA氏、控訴審で「不貞行為は認めがたい」との判決

女優チェ・ジョンウォンを巡る不倫疑惑の渦中にいたA氏が、控訴審で肯定的な判決を受けました。

22日、A氏の法律代理人である法務法人『存在』のノ・ジョンオン弁護士は、ソウル高等法院がA氏と夫間の離婚訴訟控訴審において、一審判決を破棄し、二人の関係は不貞行為に該当せず、婚姻破綻の責任は夫にあると判示したことを明らかにしました。

これに先立ち、A氏の夫B氏は、YouTubeチャンネルを通じてチェ・ジョンウォンとA氏が不適切な関係を持ったと主張し、不倫説が浮上しました。B氏は、A氏とチェ・ジョンウォンが過去に恋人関係であり、最近もデートを楽しんだと主張しました。

これに対し、チェ・ジョンウォンは、過去の恋人ではなく、幼い頃から家族ぐるみの付き合いがある近所の妹のような存在であり、数回食事をしたことはあるものの、不祥事などは一切なかったと反論しました。A氏もまた、チェ・ジョンウォンとは兄妹のような関係であり、恋人関係ではなかったと釈明しています。

しかし、昨年12月、一審裁判所は、A氏がチェ・ジョンウォンと不貞行為を犯し、婚姻破綻の主たる責任があると判断し、A氏に慰謝料3000万ウォンを賠償するよう命じました。一審裁判部は、A氏がチェ・ジョンウォンの家で二人きりで時間を過ごし、息子をゲームセンターに一人残してチェ・ジョンウォンとデートを楽しんだと判断しました。

しかし、ソウル高等法院は控訴審において、これらの1審の判断を覆しました。裁判部は、A氏とチェ・ジョンウォンの行為が、婚姻関係破綻に至るほどの不貞行為と認めるのは難しいと判断し、むしろ夫B氏の強圧的な態度によって婚姻関係が破綻に至ったと見るのが妥当だと明記しました。

ノ・ジョンオン弁護士は、1審判決後、A氏が「不倫女」という社会的な烙印により、計り知れない苦痛を経験し、健康状態も著しく悪化して職場の生活も困難になったと伝えました。また、今回の控訴審判決が事実上、最終的な判断となる可能性が高いとし、A氏の名誉回復を痛切に訴えました。

一方、B氏はチェ・ジョンウォンを相手に1億ウォンの損害賠償請求訴訟を提起しており、チェ・ジョンウォンはB氏を名誉毀損の疑いで 맞고소（逆告訴）しています。

A氏は今回の件で、深刻な精神的苦痛に加え、健康状態も著しく悪化し、非常に困難な日々を送っていると伝えられています。社会的な烙印のせいで、仕事すら続けられなかったとのことです。子供のために一日一日を耐え忍んでいるという彼女の状況に、多くの人々が同情の念を寄せています。