カン・ダニエル、米ツアー中に盗難・公演中止が重なるもファンは「厄落とし」と応援

歌手カン・ダニエルが、アメリカツアー中に相次ぐ不運に見舞われ、ファンの間で心配の声が上がっています。去る20日（現地時間）、サンノゼ公演を控えて移動中にスタッフの車両が盗難被害に遭いました。所属事務所KONNECT Entertainmentによると、泥棒はスタッフの車に侵入し、ステージ衣装、ヘア・メイク用品、さらにはMDグッズまで入ったスーツケースを盗んでいきました。スタッフは急遽、近隣のショッピングモールで衣装や用品を買い直さなければなりませんでした。カン・ダニエル自身もSNSで「荷物をすべて盗まれた。それでも楽しい公演にしよう」と投稿し、揺るぎない意志を示してファンを感動させました。

しかし、試練はこれだけではありませんでした。今月6日（現地時間）、ニュージャージーで予定されていた公演が、開始2時間前に突然キャンセルされたのです。会場を訪れたファンは困惑を隠せず、すでに公演会場に到着していたカン・ダニエルは、ファンに直接謝罪の言葉を伝え、誠意を示しました。所属事務所は、現地のシステム準備不足と運営上の問題により、安全で完成度の高いステージを提供することが困難だと判断し、やむを得ずキャンセルを決定したと説明しました。チケットは全額自動返金される予定です。

予期せぬ出来事が相次いでいますが、ファンからは「これだけあれば厄落としになった」「これからは良いことばかりだろう」といった応援メッセージが寄せられています。カン・ダニエルはワシントン、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスなど、アメリカの主要都市でのツアーを続ける一方、その後アルゼンチンやブラジルなど南米でもファンと会う予定です。試練の中でもステージへの情熱を止めない彼の今後の活躍がさらに輝くことが期待されます。

カン・ダニエルは2017年、Mnetのサバイバル番組「プロデュース101シーズン2」を通じてWanna Oneのメンバーとしてデビューし、絶大な人気を博しました。グループ活動後、ソロ歌手に転向し、独自の音楽性を確立して成功を収めています。優れたパフォーマンス能力と多様な音楽的スペクトルで、国内外のファンから愛されています。