
イ・スマン、AI時代のKポップビジョンを提示…「CTは創造性を増幅させ文化をリードする」
イ・スマンA2Oエンターテインメントのキープロデューサー兼ビジョナリーリーダーが、AI時代のKポップビジョンを共有した。
イ・スマンは去る22日、大田(テジョン)のKAIST(韓国科学技術院)キャンパスで行われた「第26回国際音楽情報検索学会(ISMIR 2025)」で演者として登壇し、「AI時代のカルチャーテクノロジー(CT)」をテーマに基調講演を行った。
ISMIRは、音楽関連データに焦点を当てたMIR(Music Information Retrieval、音楽情報検索)分野で権威ある学術フォーラムである。イ・スマンは今回の講演で、Kポップのグローバル成長を牽引する上で、文化と技術の融合が持つ意味と、音楽・エンターテインメント産業の未来ビジョンについて論じた。
「CT(カルチャーテクノロジー)」という概念を初めて提示し、「K-Culture」の世界的な拡散の基盤を築いたイ・スマンは、「私はCTをキャスティング、トレーニング、音楽制作、マーケティングの4段階に区分し体系化した。このシステムを基盤に、H.O.T.、BoA、東方神起、SUPER JUNIOR、少女時代、SHINee、EXO、Red Velvet、NCT、aespaのようなアーティストたちが誕生した」と、自身の革新の旅路を振り返った。
また、「文化設計者」として、韓国が世界中のプロデューサーを輩出する「プロデューサーの国家」となるべきだと強調したイ・スマンは、世界的なシンドロームを巻き起こしている「K-pop Demon Hunters」のOST「Golden」の作曲家であるEJAE(イ・ジェ)をはじめ、パク・ジニョン、Teddy、ポン・ジュノ監督、パク・ハンソサッカー監督など、「K-Culture」の核心人物たちに言及し、プロデューサーの役割を照明した。
Kポップ創造の核心動力でありパートナーとして技術を強調したイ・スマンは、ジェームズ・キャメロン監督、サムスン電子との協業でミュージックビデオに初めて3D技術を導入した少女時代・SUPER JUNIORの3Dミュージックビデオから始まり、世界初のホログラムコンサートシリーズ、ミュージカル「V Concert」、「School of Oz」、AIスピーカー、ARミュージックビデオなど、文化と技術を融合させた数々の成果を紹介した。
最近では、セレブリティと24時間1対1の対話が可能な、ヒューマン・トークとAI・トークを組み合わせたチャットボット「Blooming Talk」と、「A2O Zone」、「A2O Channel」をオープンし、「ファンはこれらを活用してPlay2Create(プレイ・トゥ・クリエイト)モデルの中で経済的報酬も得ることができる」とし、「究極的な目標は、青少年たちが創造的なツールを活用してクリエイターとして成長できる環境を 조성するA2O School(A2Oスクール)」だと語った。
新たなCTの事例として、4DV Intelligenceと共に開発した撮影・編集技術「Infinite Studio」に言及し、この技術で制作されたグローバルガールズグループA2O MAYのパフォーマンス映像「BOSS」、「B.B.B」を披露し、聴衆から「驚くべきだ」という反応と拍手を受けた。Infinite Studioは、Gaussian Splatting技術を基盤とし、一度のパフォーマンス撮影だけで多角度の映像を生成できる革新的なシステムであり、去る8月カナダ・バンクーバーで開催されたコンピュータグラフィックス分野のオリンピックとも呼ばれるSIGGRAPH技術大会で、NVIDIAやMetaを抑えて「Best in Show(ベスト・イン・ショー)」を受賞した。
イ・スマンはAIと共に進化するCTの本質について、「AIは人間のプロンプトに依存するため、発展するほど人間の創造性がさらに輝くだろう。CTはこの創造性を増幅させ、全世界の文化を動かし、人々の心を響かせるだろう」と説明した。
一方、イ・スマンのプロデュースを通じてZalpha Pop(ザルパ・ポップ)ジャンルを開拓したA2O MAYは、アメリカや中国を含むグローバル市場で強さを見せ続けている。アメリカのメインストリームラジオチャートであるMediabase TOP 40に5週連続でチャートインし、中国メンバーのみで構成されたグループとして、また中国人女性アーティストとして最高の記録を樹立した。また、中国最大の音源プラットフォームQQ Musicの新曲デイリーチャートで1位を獲得するなど、成果を収めており、来る10月に発売される初のEP「PAPARAZZI ARRIVE」の予約販売を行っている。
イ・スマン氏は「カルチャーテクノロジー(CT)」という概念を初めて提唱し、K-POPの世界的普及に大きく貢献しました。H.O.T.、BoA、東方神起、少女時代、EXOなど、数多くの成功したアイドルグループをプロデュースし、K-POPの状況を一変させた人物として評価されています。現在、AI技術を融合させた新しいコンテンツ制作システムを構築し、未来のエンターテイメント産業をリードしています。