
ソン・スンホン、『私の大切なスター』終映、母の悲報の中での熱演に感動
俳優ソン・スンホンが、ジニーTVオリジナルドラマ『私の大切なスター』(原題:금쪽같은 내 스타)の最終回で、深い余韻を残し、有終の美を飾りました。去る23日に放送された最終回で、ソン・スンホンはトッコ・チョル役を演じ、複雑に絡み合った事件を解決し、ポン・チョンジャ(オム・ジョンファ扮)とのハッピーエンドを迎えました。
劇中、トッコ・チョルはポン・チョンジャの記憶が戻った後も、献身的な姿を見せ続けました。彼はチョンジャの完全な復帰を助けるリハビリに尽力し、その過程で二人の間にはロマンスの気流が形成されることもありました。さらに、ソン・スンホンは密航を試みるクァク・ドジョンを逮捕し、カン・ドゥウォンを追及して証拠を確保するなど、鋭い捜査能力を発揮。事件の背後人物であるミングクヒ議員の逮捕状発付にも成功しました。
事件解決後、トッコ・チョルとポン・チョンジャはお互いにとって「大切な存在」として残りました。授賞式でチョンジャの受賞スピーチを聞きながら感動を露わにする一方、インタビュー中には「光を見ながら一緒に歩ける関係」と慎重に二人の関係性を表現し、お互いへの切ない思いを伝えました。ソン・スンホンの繊細な演技は、二人の関係性の発展を説得力を持って描き出し、視聴者に深い感動を与えました。
ソン・スンホンは、カリスマあふれる眼差しと温かい口調でチョンジャに接し、ときめきを届けました。一方で、悪役たちと対峙する際には、強烈なアクションと緊張感あふれる演技で痛快さをもたらしました。過去から現在まで、チョンジャの輝かしい復帰を見守る中で見せた彼の多彩な表情演技は、視聴者の没入感を最高潮に高めました。時には現実的なセリフや、おどけた表情で笑いを誘い、刑事としての鋭い一面と爽快なアクションは、ドラマの面白さをさらに増しました。
一方、ソン・スンホンは最近、母親であるムン・ミョンオクさんの死去という悲報に接しながらも、撮影に臨みプロフェッショナルな姿を見せました。SNSを通じて母親への切ない想いを綴り、最後まで俳優として最善を尽くす姿は、多くの人々に模範となりました。彼の今後の活動に、大きな期待が寄せられています。
ソン・スンホンは1995年にモデルとしてデビューし、2000年代初頭のドラマ『秋の童話』で韓流スターとしての地位を確立しました。端正なルックスと安定した演技力は、国内外のファンから一貫して愛されています。今回の『私の大切なスター』では、これまでのイメージとは異なる複雑なキャラクターを成功裏に演じきり、演技の幅を広げたと評価されています。