
キム・ダミ&シン・イェウン主演「百回の思い出」、交錯する恋愛模様が「片思いの名店」に
JTBCの週末ドラマ「百回の思い出」が、キム・ダミとシン・イェウンを中心とした友情と、すれ違う初恋を描き、視聴者の心を掴んでいる。劇中、100番バスの車掌仲間たちの友情と、ホ・ナムジュンとの切ない初恋を背景に繰り広げられる多彩なロマンスは、ドラマに「片思いの名店」というニックネームをもたらした。
それぞれ異なる方向へと向かう心のシグナルが興味をそそり、誰の心が届くのか分からない緊張感が、お茶の間にときめきを満たしている。
キム・ダミが演じるコ・ヨルレは、自分を助けてくれたホ・ナムジュンに一目惚れするが、彼の心はヨルレではなく、親友のシン・イェウン(ソ・ジョンヒ役)に向かっている。ヨルレは片思いの苦さを隠し、友人のために平静を装う。一方、ヨルレのそばには、兄の友人であるキム・ジョンヒョン(ジョンヒョン役)と、4対4の合コン後、ヨルレに好意を示したイ・ウォンジョン(マ・サンチョル役)が近づき、新たな関係の始まりを予感させる。シン・イェウンとホ・ナムジュンの関係も順調ではない。互いの気持ちを知って距離を置こうとしたが、互いの傷に触れて再び心が揺れる。近づきそうでタイミングがずれる二人の関係は、今後の展開への期待を高めている。
ドラマは、幼い登場人物たちの純粋な初恋も描いている。キム・テビンが演じるコ・ヨンベは、オ・ウンソ(ハン・セリ役)に初めてのときめきを感じ、純粋なときめきを届ける。まだ愛の意味さえよく分からない子供たちの瑞々しい物語は、視聴者に笑顔をもたらす。また、イ・ジェウォン(キム・ジョンシク役)は、同僚の車掌たちに巧みに口説き文句を言うが、結局パク・イェニ(チェ・ジョンブン役)に興味を示し、予測不可能な関係を築いていく。断固たる拒絶の中にも垣間見える微妙な変化が、興味をそそる。
「百回の思い出」は毎週土曜日夜10時40分、日曜日夜10時30分にJTBCで放送される。
キム・ダミは「魔女」でデビューし、強烈な印象を残した。「梨泰院クラス」や「その年、私たちは」などを通じて、ロマンス、コメディ、スリラーなど多様なジャンルをこなし、幅広い演技スペクトルを立証した。特に繊細な感情表現と独特の雰囲気で多くの愛を受けている。最近では「ユミの細胞たち」に特別出演し、反響を呼んだ。