ヨム・ヘラン、「だから無理」アラ役の官能美への悩みと3D過去写真の秘訣

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ヨム・ヘラン、「だから無理」アラ役の官能美への悩みと3D過去写真の秘訣

Eunji Choi · 2025年9月26日 5:25

女優ヨム・ヘランが、映画「だから無理」(パク・チャヌク監督)で演じた官能的なアラ役について、その心境を語った。

ソウル市鍾路区のカフェで行われたインタビューで、ヨム・ヘランは自由奔放で美しい女優志望のアラというキャラクターについて、「座っているだけでも官能的な雰囲気が必要だが、自分にはそれが足りないと感じて悩んだ」と率直な思いを明かした。

「マスクガール」での活躍後、パク・チャヌク監督からオファーを受けた際、キャラクター間の大きなギャップから、監督が自分を正しく見ていないのではないかと疑ったこともあったという。しかし、監督とスタッフからの信頼のおかげで挑戦を決意できたと付け加えた。

ヨム・ヘランは、「監督から、予想できる女優ではなく、私が演じた方が面白いだろうと言われた。その言葉に、自分を信じてキャラクターにアプローチしようと思った」とし、「これまで私が築き上げてきたイメージとアラのキャラクターとの間に、観客がどれだけ受け入れてくれるか、多くの心配があった」と率直な懸念を表明した。

キャラクターのために外見の変化にも力を入れた。ヨム・ヘランは、「年齢がいっても自分を諦めない長い髪、絶えず自分を愛する姿に重点を置いた」と説明し、ネイルアート、まつげエクステ、ウィッグ、衣装など、様々な試みを行ったことを明かした。

劇中、ヨム・ヘランの若い頃の姿は3D技術で再現されており、監督が彼女の過去の写真まで参考にしながら、心血を注いだという。ヨム・ヘランは、「ポムモ(イ・ビョンホン扮)と一緒に撮った若い頃の写真をもらった。家に飾ってある」と笑顔で語った。

ヨム・ヘランは、「椿の花咲く頃」、「彼女は死んだ」、「悪霊」、「ザ・グローリー」、「マスクガール」など、数多くの人気ドラマや映画で印象的な演技を披露し、確かなフィルモグラフィーを築いている。特に、個性の強い脇役を自分ならではの色で演じ、「シーンスティラー」としての地位を確立し、「マスクガール」での破格の変身で大きな好評を得た。長年の演劇舞台経験に裏打ちされた確かな演技力を認められ、映画界とテレビ界で常にラブコールを受ける俳優へと成長した。