
ティックトックスターのラッパーD4vd、車内から10代少女の遺体発見でツアー中止・ブランドキャンペーン除外の渦中
アメリカの音楽界は、ティックトックスター出身のラッパー、D4vd(本名デヴィッド・アンソニー・バーク、20歳)の車両から10代少女の遺体が発見された衝撃的な事件により、波紋が広がっています。
現地報道によると、D4vdが借りていたテスラ車内から、2024年5月に家出していた13歳の少女、セレスト・リバス・エルナンデスが、ひどく損傷し腐敗した状態で発見されました。遺体はビニールに包まれ、車両はハリウッド・ヒルズの高級住宅街近くに遺棄されていました。
セレストの家族は、彼女が「デヴィッド」という人物と交際していたと証言しており、近隣住民も二人が頻繁に一緒にいる姿を目撃したと証言しています。一部では、二人が同じ「Shhh…」というタトゥーを入れているという疑惑も浮上しています。
事件当時、D4vdはワールドツアーのアメリカ公演中でしたが、その後、ヨーロッパやオーストラリアの残りのツアー日程は全面的にキャンセルされました。また、クロックスやホリスターといったグローバルブランドのキャンペーンからも除外され、イメージに大きな打撃を受けています。
警察はD4vdが借りていた400万ドル(約55億ウォン)相当の邸宅を捜索し、電子機器などを押収しましたが、具体的な容疑者や被疑者の身元はまだ明らかにされていません。元法務省検察官は、車両から遺体が発見されただけでも重大な事案であり、損傷の程度を考慮すると状況はさらに深刻であると述べ、逮捕は時間の問題だろうと予測しています。
D4vdの代表曲「Romantic Homicide」の歌詞が再び注目されており、ソーシャルメディアでは彼のステージ演出や未公開音源「Celeste Demo unfin」までもが論争の的となっています。一部のネットユーザーは、「歌詞と実際の事件が不気味に重なる」として疑惑を広げています。この事件は、多くの謎を残したまま、現在も進行中です。
D4vdは2003年生まれで、2022年にデビューしたアメリカのラッパーです。彼の代表曲「Romantic Homicide」は、TikTokで大ヒットし、彼の名を広める上で決定的な役割を果たしました。彼は、ヒップホップとオルタナティブR&Bを横断する独自の音楽スタイルで注目を集めています。